2013年10月10日木曜日

  

lossyWAVを使用してのWalkmanでギャップレス再生

X-アプリのAtracやMedia Goで取り込んだmp3/aacは、
機種によってWalkmanでギャップレス再生できそうな事は分かった。
しかし、これはLameでいう所の--nogapオプション相当の機能で、
曲の長さがオリジナルと異なってしまうエンコード方法である。
オリジナルと一緒の長さを保ったままファイルを作成しようとすると、
可逆圧縮しか道は無さそうである。

通常のアルバムはLAMEでmp3にエンコードを行い、liveや、
NonstopMixのCDはflacでエンコードするのがいいのかなと思う。

だが、flacはファイルサイズがでかいのでWalkmanに入る曲が少なくなってしまう。
そこで、lossyWavでflacファイルを作ることによって、
不可逆圧縮でWalkmanでギャップレス再生できるファイルを作成してみた。

lossyWavとは何か?
lossyWavは、波形を最適化することによって、可逆圧縮をしたときに
ファイルサイズを少なくできるプログラム。
当然、波形をいじくるので可逆圧縮ではなくなる。
Wavファイルのサイズが小さくなるわけではない、あくまでもこの後に
可逆圧縮をかけることが必要。

用意するファイル
lossyWav 1.3.0
Flaccl 0.3
fpFlac (Open CL対応のグラボを持っていない場合)


Foobar2000のコンバート設定では--stdoutで2つのプログラムの橋渡しが可能らしい。
そこで、lossyWavとflacclを組み合わせて、LossyFlacを作ってみる。
LossyWavとFlacclを適切な場所に設置し、パスを通しておく。

コマンドラインオプション(lossyWav+Flaccl)
/d /c lossyWAV - -q X --silent --stdout|CUETools.FLACCL.cmd --quiet -b 512 -8 --verify  --cpu-threads 1 - -o %d
(スレッド数を増やすとエラーが出たのであえてスレッド数は1にしてある)

コマンドラインオプション(lossyWav+fpFlac)
/d /c lossyWAV - -q X --silent --stdout|fpFLAC -b 512 --threads 12 -f %s %d -V -8
(スレッド数は手持ちのパソコンの物に変更する。)

lossyWavの-q <X>オプションは
I , E , H , S , C , P , X
←高音質   高圧縮→
Xを指定するとflacファイルのビットレートが320kbpsぐらいになる。

Flaccl/fpFlacの方は-bオプションで512を指定してやる必要があるっぽい。

一応、出来上がったファイル名の末にlossyを付けることにした。

出来上がったファイルをNW-F807に転送して聞いてみた所、
ギャップレス再生される事を確認した。
今後、容量不足になった時にはLossyFlacを利用していこうと思う。

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